スイレイの未来像やスイレイの取り組む環境問題について。

倉橋
僕らが携わる環境問題で、現在の課題は亜鉛規制ですね。
現状、国の規制は2mg/lですけど、メッキ業界では暫定として5mg/lの規制値なんです。向こう数年は暫定値延長となり5mg/lですが、今後、規制値の変更になった時の対応策で困っておられるお客様も多く、その提案に力を入れています。

業種が限られ、水量も多くはないですがホウ素除去が次の大きな課題になると思います。これは非常に処理が難しく、最終的な国が考えるホウ素規制値は物理的限界値です。現在は、こちらも暫定処置というホウ素規制値50mg/lから30mg/lですが、将来的には10mg/lになると思います。 通常の化学的処理では限界値に近い状況であり、高度処理には設備コスト・運営コスト増が考えられますが、安価で国の規制値を守る水処理システムの構築を目指しています。

このようにお客様の運営コストを重要視しながら、環境保全、法規制の変化に対処できるよう全体的な水処理システムを提案していくことが僕らの仕事だと考えています。
大矢
海へ行くと水が綺麗になったなというのは感じますね。
一同
(笑)
大矢
僕が子供の頃は海に行っても足の指が見えなかったんですね。だから明らかに自分らの仕事は役に立っているのかなと思います。
工藤
大きな事をいうと、環境というものは贈られたもの、贈与されたものですから、贈られたものは綺麗にしてきっちり返す。それが私が環境で考えてることですね。
廣嶋
水質がどうのこうのとか、そこに拘り過ぎると意識が狭くなってしまうような気がします。法規制を遵守できるような設備、システムはやって当たり前なんですけど、先程言いました運用支援プログラムのような形で、例えばそれをやることによって効率が良くなる。ひいてはエネルギーなどの社会的資源の節約・改善にも貢献していける。そういった提案が出来ればいいなというのが私の環境意識です。
飯田
飲み水でいうと、水素水とか、アルカリイオン水とか色々ありますよね。科学的なところは疎いんですが、今後のスイレイは地球環境に対して良い意味で貢献することが出来ているかな?と意識しつつ、プラントを構築したいと考えています。環境問題は複雑で規制も厳しくなってきていますので、時代に合わせた”少し先”の所に行けたら良いなと思いながら取り組んでいます。
村上
工場排水に関しては、日本だけでなく世界でも、リサイクル技術を確立していくべきです。
使える水は0.01%という中で、もっとリサイクルを広めるべきだと思います。 凝集沈殿の技術の進歩って30年間進んでないんですよ。今後も大きく変わる事はないと思いますが、地球に返すというよりも、工場内で回していくというのが今後の水処理技術、スイレイとしての取り組みだと思います。
司会
企業は経済合理性で動いているところがあって、意識の啓発という事もあると思いますがどうですか?
野村
勿論、どの企業も経済合理性を追求されていると思います。 また、環境意識の啓発も当然必要ですし、その2つの両立をスイレイは目指しています。
水処理メーカーとして、排水基準に対し綺麗に水を返したり、水リサイクルによる水コストと環境へのケアの両立は当然ですが、その先に思い描いているのは、お客様で使われる水の運用や維持管理です。 お客様自身からもプロに任せたいというご意見を頂戴することもあり、水を有効に使う為、ユーザー様側の人材育成や維持管理などをひっくるめてスイレイがお手伝い出来ると思います。
『美しい水をつくる。美しい水を創造しつづける。』という意識で突き進むことが大切だと思います。

スイレイの未来像をどう描いているか?

倉橋
二つあります。ひとつはスイレイは30代がいないという話がありましたが、いなかったというわけではなく、各々の仕事についていけなかった人達がリタイアした訳なので、今の若手が夢を持ってやっていける状況を作りたいと思っています。そのためにも自分自身が率先して夢や希望を出し、若者が理解出来るようにしていく。もうひとつは全体的な事ですが、水処理の知識を深めた上で、営業、メンテ、施工が出来たら良いなと思います。
野村
お客様に凄く期待をして頂けるスイレイであり続けないといけない。そうでなければ、企業として残っていけないと思いますので、一つのことを追求しつつも、どこかでは複眼的に物事をみるような人々の集まりであり、そこにお客様が期待するという形を未来に作っていきたいと思います。
村上
水処理メーカーは、スイレイはじめ他社でも沢山あると思うのですが、お客様とのやりとりも含め、視野の広さ、お客様のご要望に対して一言付け加えられる、答えを言える、スイレイマンというのが発揮できれば、ちょっと変わった会社になると思います。
廣嶋
今ここで、自分たちが話しているような時間が5年、10年続いて欲しいと思う中で、自分の中では排水処理、リサイクルと、いろいろ広がっています。その中でも環境意識といった、新しい形の貢献の仕方が提案できる会社であるといいなと思います。環境に対して実効性のある事を、社会に提案できる会社でありたいと思います。
大矢
自分の仕事はメンテナンスなので、安定的な収入を盤石にして、後進にバトンタッチできればいいと思って頑張っています。
飯田
名刺にもある「水に関するあらゆるシステムを創造し続ける」というのを、工場排水処理事業に限らず水環境業界に飛躍しなければいけないし、次の時代にチャレンジしないといけないですね。そして、脈々と後輩、若手、新しく入る人たちにとって、魅力的な自分達であるべきだなと思っています。
工藤
でかいことをいうと、社会正義を実現する会社。
スイレイで働いているということを、近隣の人にも子供にも自慢できるようにしたい。
司会
本日はどうもありがとうございました。
司会進行 北村 信貴子
株式会社アタックス 執行役員 経営情報室 室長
株式会社アタックス・ヒューマン・コンサルティング 代表取締役社長
中小企業診断士・産業カウンセラー・BCS認定ビジネスコーチ