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『東洋のナポリ 鹿児島ツアー』 プラントエンジニア部_加藤、山中

2019年6月13日から2泊3日の社員研修旅行に行って参りました。
今回は、日本における近代工業化の発祥の地、近代日本建設の礎を学ぶ、東洋のナポリ鹿児島ツアーです。

鹿児島空港に到着するやいなや『えっ!えっっっーー!』桜島が噴火し、火山灰初体験の中、島津家の別邸であった仙巌園の美しい庭園と錦江湾、桜島を見ながら鹿児島在住の方々の自然と隣り合わせの日常に、たくましさと尊敬の念を感じるスタートとなりました。鹿児島の歴史を学びながら、先輩方々の職場では見ることのできないアットホームな有意義な時間と共に、とても充実した楽しい研修旅行でした。

この鹿児島ツアーのなかで心に残るエピソードを交えながら2つの学びを、新入社員の加藤と山中がオフィシャルレポートとして発表します。

1)壮大な想いから生まれた美
美しいガラス工芸で有名な薩摩切子は、島津家28代藩主島津斉彬が、日本を強く豊かな国にしたいという想いから大規模な近代化事業を推進するなかで生まれ、斉彬の急逝を機に途絶えてしまったそうですが、1985年に残された文献をもとに復元され現在の工芸品に至ったことを初めて知りました。島津家と関係者の壮大な想い、その過程で生まれた美しいガラス工芸は頭からしばらく離れず、宿泊先の指宿白水館で初の砂蒸し風呂を体験しながら、物質的欲求がピークに達している昨今では、昔の優れた思想や伝統が現代では蔑ろにされていると感じつつ、昔の人々の強く深い志や知恵、暮らしを再度学ぶことで知見を広げ、現代に適した新たな思考が必要なのではないか、と目一杯の汗とともに感じました。

鹿児島ツアー

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2)丁寧さが生む、おもてなしと一体感
宿泊先のとても丁寧な食事つくりにこめられた『お・も・て・な・し』は感動を覚えました。鹿児島の食材をふんだんに取り入れたイタリアン、きめ細やかに用意された郷土料理には社員皆さんの顔がほころび、溢れそうになるほどの笑顔での食事は気分もぐぐーーんと上昇してとても心地よいものでした。そんな素敵なおもてなしの環境で行われた、誕生日祝いや全社員発表GOOD&NEW(近況報告)では、それぞれのプライベートや仕事の関心ごとを発表し合い、仲間同士を更に知ることで一体感が生まれることを感じました。私達は、まだまだ社会に出たばかりの新参者ですが、『今できることを精一杯やろう!丁寧な仕事がお客様の信頼に繋がるよ!』と入社時に指導された社長の言葉の真意を身をもって体感する機会となりました。

歴史や文化を考察することで得た学び、先輩方々との交流で得た気づきが沢山あり、私たち新入社員にとって2泊3日の研修旅行は貴重な時間となりました。この学びや気づきを心がけて今できることを精一杯行い、仕事により一層励みたいと思います。

鹿児島ツアー