実際に仕事で失敗したこと、そして解決してきたことは?
- 藤井
- 土日に工事という時に発注し忘れたものがあって、それでは工事自体が成り立たないということがありました。大矢さんから即座にお客様に連絡してもらって謝り倒して「次週に工事を延期します」と言ってもらったことがあります。
その後の工事で無事、設備が直り事無きを得ました。新築の設備の現場だと、多くの部品調達はありますが、他から持ってくることも可能です。私がやっている設備のメンテナンスだと、1日勝負で部品がないと始まらないということもあります。部品をお客様が手配している場合もあり、調整が難しい場合もありますが、大矢さんがいるとフォローしてくれる。もちろん反省材料としてその経験は噛みしめています。
- 高梨
- 私は現場で、試運転の際、液が入るということで、いろいろと準備をしないといけないということがありました。設備のスイッチを切ることになり、原水槽を少しだけ溢れさせてしまった。それが帰る準備をしている時だったので、夜まで一人頑張って対処していたということがあります。その時は大阪営業所の村上さんに私が対処しますという連絡をしました。
- 司会
- 村上さんの反応はどうでした?
- 高梨
- あまり驚いた感じはなかったので、「何かあったら連酪します」という感じで伝え、何とか対処しました。現場に入りミスがあったときは自分で何とかやって乗り切っていることは多々ありますね。
- 司会
- 業者さんを使ってやるときもある訳ですよね?年上の方を使うことは難しくないですか?
- 高梨
- 難しいとは感じてないですね。
- 井本
- 僕達が若いから、「しょうがねえか」という感じだよね。
- 高梨
- そうですね。何とかお願いしてます(笑)
- 寺尾
- ミスは多々あるんですが、大きな失敗というのはなくて、もしかしたら皆がミスをカバーしてくれてるかもしれないです。大きなミスはないですね。
- 井本
- 自分は現場入るときに寺尾さんから手配してもらったものを確認せずに現場いくので、足りないものとか使いみちの分からないものがくると現場で困ることはある。それで直ぐに寺尾さんに連酪とる。
- 寺尾
- すごいイライラした声で「次は何?」みたいな対応するけどね(笑)
- 一同
- (笑)
- 井本
- それでも何回も何回も電話する(笑)
- 司会
- 手配は寺尾さんが?
- 寺尾
- そうですね。上司に確認してもらって発注かけるのは私です。
- 小口
- 私は出荷作業で、会社の倉庫にある薬品を決まった日に出し、お客様のもとに決まった日までに届けなければいけないんですが、出荷を忘れたことがあって。
- 一同
- (笑)
- 小口
- 井本さんに、あの時どこまで行ってもらったんだっけ?
- 井本
- 名古屋から群馬か山梨まで行った(笑)。10キロくらいの薬品を持っていった。「すみません、納めに行ってください」という連絡が小口さんからあったから。
- 小口
- そうでした。その時、運送会社のトラブルがあって、2日間くらい遅れたんです。でも「薬品がないからすぐに届けてくれ」という連絡を受け、井本さんにお願いして届けてもらいました。つい最近もそんなことがあったときも皆さんに助けてもらっていました。皆フットワークが軽くて、「お願いします」といったら皆「いいよ」と言ってくれるんです。
- 一同
- (笑)
新しい社長に就任して、変化してきたことは?
- 司会
- 社長が変わって会社はどう変わっていますか?
- 寺尾
- 凄く若手のことを中心に見てくれていますね。
- 司会
- 若手を尊重してくれる?
- 寺尾
- 尊重というよりも成長させてくれる。至らないところはきちんと注意してくれます。
- 小口
- 若手に期待してくれているんだなというのを感じます。社長との半年に一回の面談では「いつも頑張ってくれてありがとう」ということや「期待してるよ」と直接言葉で言ってくれるので本当に「期待してもらっているんだ」と実感できます。
- 井本
- 変化したところとして、打合せとか話す機会は増えたよね。報連相も最近だし(笑)そういうところは変わったところかな。
- 寺尾
- 「チームで動こう」という感じに体制が変わってきてるよね。
- 井本
- そうそう。
- 藤井
- 個人商店ではなく、チームで動こうということは、社長から聞いていますが、実質現場でメンテナンス作業をやっていると、まだまだ個人商店だなという感じはあります。「大矢さんなら任せられる」というように個人で見られていると感じますね。それを変えることは簡単なことではないと思うんですが、チームプレーが浸透し「スイレイに任しておけば大丈夫」となれば、これほど強いことはないだろうなと思いますね。
- 高梨
- 私は社長が就任されてから会社がすごく変わってきているというのは感じています。なかなか、変革の場に自分がいるという事はないことですよね。社長が変わって新しく創り上げられていく中のメンバーにいるということは大変面白いことだと感じています。
若手社員が考える今後のキャリア、そしてスイレイで成し遂げたいこと。
- 寺尾
- 会社のことで言うと、水処理で環境に特化した会社というカラーもあるため、もっと環境に焦点を置いたビジネスの形態だったり、何か新しい事業を起こすでもいい。ただ「水を綺麗にします」という感覚から、もっと環境に視点を置いた形で会社の運営ができると思っています。
- 司会
- 環境をキーワードにもっと幅広く仕事ができるということですか?
- 寺尾
- そうですね。
- 高梨
- お客様によっては、環境に意識が高いというより、生産性を上げる為に水処理をやっているとか、法律を遵守するためにやっているという面もあるので、僕らのような水処理会社が、環境を良くしていくという意識をもっと持たないといけないと思います。ただ法律だけじゃなくて、さらに先に踏み込んだ形で環境のことを考えて運営していけたら僕らももっと高いレベルで仕事ができるかなと。
- 井本
- 新入社員も新しく入り、若手の中では私が一番社歴が長くなるので「井本さんに聞いておけば大丈夫だろう」と思われる人になることが目標ですね。メキシコの工場であったり、航空機の排水処理であったり、スイレイがいち早くやっていることが多いので、自分もそうした変化に追いつかないといけないと思います。
- 藤井
- 正直、今自分のやっていることで目一杯のところがあります。会社の将来の夢までは考えていないのが実際のところです。でも尊敬する先輩はたくさんいて、社長と同じ方向を向いて頑張っているはずなので、まずは先輩についていきながら、自分のことをガムシャラにやっている段階です。そうやって、今の仕事を極めることが第一です。会社の将来は成り行きに任せる部分もありますが、メンテナンスだけに限らず、チャンスがあれば色んなことに挑戦していきたいです。
- 吉田(営業
事務)
- 自然環境保護という観点もあると思うんですが、私は社内の環境を良くしたいと思います。スイレイに入社した方が辞めてほしくないと思うし、仕事のしやすい環境であってほしいと思います。例えば探したいものが見つからないとなると作業効率も悪くなってしまいますので、整理整頓をはじめ営業事務として精一杯のサポートをしていきたいと思います。
- 小口
- 私は社内のことを完璧にできるようにしたいと思います。「あの書類どこにあったっけ」とよく聞かれることもありますが、その時にすぐに書類を出せる様にしようと思います。また社内で雰囲気を作る役割も担ってほしいと言われているので、いつも笑顔でいるようにしたいです。
- 吉田(総務)
- 今、総務経理は早川さんという大ベテランの方がやられているんですが、近い将来、鬼頭さんと私2人で経理をやっていくことになるため、難しいことではありますが、早川さんに追いつけるように努力しようと思います。
- 鬼頭
- 私も総務経理として皆が早川さんに聞いていることも、私にふられるようになると思うので、きちんと答えれるようにしたいです。知識を深めることもそうですが、早川さんを超えるような気持ちで頑張っていきたいです。
司会進行 北村 信貴子
株式会社アタックス 執行役員 経営情報室 室長
株式会社アタックス・ヒューマン・コンサルティング 代表取締役社長
中小企業診断士・産業カウンセラー・BCS認定ビジネスコーチ